端子台、コネクタ、配線資材などの配線接続機器は、各種装置を陰から支え大きな市場を形成している。2011年度(11年4月~12年3月)の配線接続機器の出荷は、日本電気制御機器工業会(NECA)の接続機器を含めた制御用専用機器の統計では、1289億円(前年比2・8%増)となっている。12年度は、第1四半期は前年同期比29・3%減と減少したが、第2四半期からは同14・2%増、第3四半期同5・8%増とプラスに転じている。FA分野は業種によって差が大きいものの、エネルギー関連や社会インフラ関連、さらに航空機や船舶などが堅調な拡大を見せている。製品は小型・薄型化、狭ピッチ化、配線作業の省力化、さらに安全性や接続信頼性の向上、環境に配慮した素材の採用などが進んでいるほか、メガソーラーなどの直流高圧電気に対応した端子台なども市場へ浸透し始めている。今後、円安の進行で樹脂などの原材料価格への影響が懸念されている。
各種装置を支え大きな市場形成
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