日本配電制御システム工業会(JSIA、丹羽一郎会長)は、2013年度団体賠償責任保険制度の加入を呼び掛けている。工業会が会員会社のために工夫を凝らし、通常業務上のほとんどのリスクをカバーする総合補償として人気が高い。
現在、団体PL保険加入会員は、国内PL保険41社、CGL保険90社の合計131社。4月1日で満期を迎えるため、加入延長や新規加入を勧めている。
この工業会団体PL保険は、国内PL保険とPL+CGL保険の2種類を用意。国内PL保険は、配電盤などの引き渡し後の欠陥事故による納入先企業など第三者への損害を補償する。PL+CGL保険は、配電盤などの引き渡し前の据付・試運転・検収中の自己および引き渡し後の配電盤のメンテナンス・修理中の事故による損害を補償。
両タイプとも(1)PL事故が発生した場合の配電盤自体の損害の補償(2)配電盤の欠陥により発生した事故で対物事故にならなくても生産ラインを止めたなどで間接損害を請求された場合の補償(3)事故が発生した際にPL事故損害拡大防止のための対応費用、事故原因の追及などにかかる費用をメーカーの責任の有無にかかわらず一定限度までの支払いを保険での対応が可能の3点が自動セットされる。
保証範囲の広さと保険料割安の工業会団体PL保険であり、保険加入の目的で工業会に加盟するケースもある。
申込期限は3月15日。
【問い合わせ先】JSIA事務局(tel03―3436―5510)まで。