東洋電機(松尾昇光社長)は、タイにエレベータセンサなどの製造販売を目的とした子会社を設立、今年度中に事業を開始する。海外子会社は中国に次いで2番目。海外生産拠点の分散化とアジアでの営業強化を図る。
新会社名は、タイ東洋電機。資本金1億200万バーツで、2月26日にバンコクに設立、松尾社長が代表者を兼務する。
同社は、アジア市場を中心に海外事業を展開。中国江蘇省南京市に南京華洋電機有限公司を設立し、エレベータ用かご位置確認用センサ、エレベータ用ドア開閉確認用センサ、エレベータ用マルチビームセンサ、エスカレータ用乗降検知センサや高圧配電盤、低圧配電盤、低圧ロードセンタ、コントロールセンタ、各種分電盤、各種動力制御盤、各種監視・制御・操作盤の製造販売を行っている。
昨年以降、リスクの分散化へ中国以外での生産と販売拠点を検討してきたが、ASEAN地域でとくに経済成長が著しいタイに進出したものと見られる。