日本電気制御機器工業会(NECA)環境委員会(鈴木和美委員長)は8日、「NECA環境セミナー2013」を東京・芝公園の機械振興会館で開催、50人が参加した=写真。環境委員会の日頃の活動報告を兼ねて、環境を取り巻く最新情報を提供するために開いており、今年で4回目。
セミナーでは、NECA満生俊三事務局長のNECAの概況紹介、鈴木委員長の環境委員会活動報告などに続いて、経済産業省商務情報政策局情報通信機器課末永敏課長補佐が「世界の環境規制と日本の取り組み―条約・アジア・USAなど」と題して行った。末永氏は水銀条約とバーゼル条約について触れ「水銀条約は今年10月に採択・署名され、20年から水銀の使用が禁止される。ただ、適用除外製品に補修用のスイッチ・リレー、計測機器が入っている」とした。
続いて、日本電気計測器工業会環境グリーン委員会副委員長で堀場製作所の小山師真氏が「製品含有化学物質法規制の動向―EU改正RoHS指令、中国版RoHSなど」と題して行った。小山氏は「14年7月22日からRoHS指令のカテゴリ8&9の制御機器や医療機器が順次対象になってくる」とし、「CEマーキングと一体となった対応が必要である」と述べた。