横河電機は、子会社のヨコガワ・ミドルイースト(本社=バーレーン、小川朗社長)がエジプトの2件の大型ガス複合火力発電所向け制御システムを受注したと発表した。
近年、相次いだエジプトの火力発電所向け制御システム5件の実績による専門技術力が高く評価され、今回の受注につながった。
受注先は、中部デルタ発電会社のベンハ発電所(今年10月操業、75万kW)と、カイロ発電会社の北ギザ発電所(来年1月操業、75万kW2基)の新設プロジェクト。ガスタービン、排熱回収ボイラー、蒸気タービンを統括して発電所全体の制御を行う統合生産制御システムを納入する。
同社では、エジプトをはじめ周辺地域における電力プラント向け制御事業の拡大を目指す。