パトライト(大阪市中央区松屋町8―8、tel06―6763―8008、澤村文雄社長)は、多彩な機能を備え、入出力制御が簡単に行えるインターフェイスコンバータ「NBM―D88型」=写真=を発売した。オープン価格。初年度販売目標は1000台。
FA現場では、PCレスで簡単にI/O制御できる製品や、制御後のログデータを簡単に受け渡せる製品のニーズが高まっている。NBM―D88型は、論理/時間/回数による条件設定機能を備え、ユーザーが要望する入出力制御が簡単に行える。さらに、USBメモリによるログ取得や設定の取得・反映機能により、PCレスで現場でのログ取得や設定の変更が可能である。ICMP対応により、TCP/IPネットワークを診断するPing監視が可能で、最大24ノードの監視が可能である。ノードまでの回線異常や監視対象機器から応答を得られない場合は異常と判断し、予め設定された動作を行う。HTTP/SMTP/RSH/SNMP/DHCPなど、さまざまなプロトコルに対応。UPSやプリンタ、ルータ、スイッチなどのネットワーク対応機器からのSNMPトラップを受け、設定された動作を行う。最大8ノードにイベントに応じたSNMPトラップ送信が可能である。
最大8件まで可能なRSHコマンド送信機能により、イベントに応じたRSHコマンドが作成でき、最大255文字(全角)の送信が可能。SOCKET送信も最大8件まで可能で、最大30バイトのコマンドが送信できる。また、24V電源出力機能により、NBM―D88型で制御する24V駆動のセンサや回転灯の電源を別途用意する必要がない。デジタル入出力も各8点搭載。