三菱電機は、シーケンサーで他を寄せ付けないトップシェアを確立している。2006年からはシーケンサーに汎用のC言語プログラムが使える「MELSEC―QシリーズC言語コントローラ」を販売している。
昨年8月からは、ハイエンドモデルの「Q24DHCCPU―V」の販売を開始した。同製品は、ユーザープログラムMPUにインテルのATOM、システム制御MPUにルネサスSH―4Aと2つのMPUを搭載しており、それぞれが独立して、大容量のプログラムを高速に安定して実行するため、システム制御側の負荷に影響を受けずユーザープログラムの実行や、システムを停止させずにユーザープログラムの書き換えといった作業が可能。しかも従来のマイコンやパソコン環境で開発したC言語・C++言語プログラム資産を有効に活用でき、汎用のC言語プログラムで製造ライン各装置の多彩な制御を高精度に行える。
さらにインターフェイスとして、複数のEthernet、SDメモリーカードスロット、USBコネクターを装備し、PCI
Express拡張コネクターの追加によりパソコン・マイコンからの置き換えが容易で、システムの拡張にも柔軟に対応できる。
(http://www.MitsubishiElectric.co.jp/fa)