【名古屋】河村電器産業(愛知県瀬戸市暁町3―86、tel0561―86―8111、河村幸俊社長)は、設計、作図部門のコストダウンを図るため、中国・大連に高圧・低圧受配電盤の作図を行う100%出資子会社、河村図文設計(大連)有限公司をこのほど設立した。
また、武漢市と上海市にも事務所を開設、作図業務を開始した。
同社は国内の図面センターで受配電盤の設計、作図を行っているが、注文数の増加とコストダウンのため、仕事を中国にも外注していた。
今後、中国で作図の量と質の安定的な供給体制を整え、業務効率の向上と経営資源の集約を図るため、新会社を設立したもの。
新会社の資本金は約9400万円で、董事長は河村幸俊社長が兼任、本社は遼寧省大連市西岡区。従業員数は77人で、日本語を話せる若手の中国人社員らが従事している。
日本国内の図面センターと、製品の内容、レベルに応じて作図の分担を行い、中国で製作された図面も日本の工場で使用する。
3カ所の事務所で、顧客の高圧・低圧受配電盤の作図に対するニーズに迅速に応えていく。