岩波東電社社長が死去

岩波
勝弘氏(いわなみ・かつひろ=東電社代表取締役社長)かねて病気療養中のところ4月4日、死去。70歳。喪主は妻の敏子(としこ)さん。葬場祭は9日、桐ケ谷斎場で神式により、しめやかに執り行われた。

岩波氏は、創業者である元代表取締役社長の岩波信平氏の長男。1974年1月、東電社入社、常務取締役総務部長に就任。87年専務取締役業務本部長、93年大阪東電社代表取締役社長兼務、94年代表取締役副社長、97年共同電気取締役兼任、2007年代表取締役社長就任、現在に至る。

岩波氏は射撃、ゴルフ、ドライブ、演奏と多彩な趣味を持ち業界内外の多くの経営者と交流を深めつつ、同社を産業用操作スイッチの専門メーカーとして成長させてきた。この数年は病気回復に向けてリハビリに励んできたが、昨年からは自宅で経営を指揮していた。創業60周年に当たる今年、「メイドインジャパン」は将来に向けての基盤であるとして顧客満足度と生産性向上に取り組んでいただけに惜しまれる。

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