サン電子(吉田喜春社長)は、静電容量センサ「ZQprobe(ジーキューブプローブ)シリーズ」にタッチパネル、非接触スイッチ/タッチスイッチ、近接スイッチを追加発売した。これまでのチップ部品からモジュール・ユニットなど製品構成を強化し、新規分野へ進出する。
パチンコ・パチスロ機向け部品メーカーである同社は、ACT・LSI社のアナログLSI技術により静電容量型センサチップを開発、ZQprobeシリーズとして販売しているが、アミューズメント市場から産業用市場へ事業領域を広げるため、ラインアップを充実した。
新製品のタッチパネルは、静電方式スクリーン印刷とドライブ回路技術でローコストを実現している。軽い操作感を特徴としており、最大12インチまで対応する。
非接触スイッチ/タッチスイッチは、数センチ離れてスイッチ操作やフリック操作を可能にするもので、押さずに触れる動作で反応する高精度タイプ。各種端末やタッチパネルを使用せずにフリック操作させる製品など向けに低コストで提供する。
近接センサは、センサ電極面積に応じて最大50センチまでの人や物体、液体の接近を検出できる高感度ICである。