オムロンは、中規模太陽光発電システムの発電・品質確保をサポートする、太陽光発電見守りサービス(簡易遠隔監視サービス)「ソラモニ3G」を開始した。標準価格は月額3500円。2年間累計の販売目標は5000件。
同社は、2012年から遠隔監視情報システムと保守サービスを組み合わせ、太陽光発電システムの発電状態やシステムの状況を監視するサービス「ソラモニ」を提供している。
ソラモニ3Gは、さらに機能を絞り込んだ簡易遠隔監視サービス。同発電システムの発電量を定期的に同社のデータセンタに収集し、インターネット回線を通じ発電量のグラフを閲覧することが可能。
データセンタまでの通信網は、3G回線を使用。回線工事が不要で、屋外や遠隔地での監視システム立ち上げが容易になる。
さらに、同社の屋外型パワーコンディショナ(KP44M―PJ4/KP55M―PJ4)とセットで利用することで、パワコンの故障有無や、運転状態などの遠隔監視が可能で、故障有無を無電圧接点出力する。
ソラモニ3Gの遠隔監視端末の入力仕様を満たす場合は、無電圧接点出力を備えた他社のパワコンも利用(遠隔監視サービスのみ)できる。
また同社では、太陽光発電システムを維持するため、オプションとして保守サービスの提供を予定しているほか、今後は同社製パワコンの対応機種拡大や、詳細な故障情報のモニタリング機能追加などを予定している。