三菱電機は、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)の人工衛星生産棟の増築を終えた。
生産能力は4機から8機へ倍増し、国内人工衛星メーカーで最大の生産能力を実現した。
完成した人工衛星生産棟は、延べ床面積約7817平方メートルの鉄骨造り6階建て。
太陽光発電システム(発電容量66kW)、ヒートポンプ式空調システム、LED照明約900台、電力設備監視システムなどを導入した省エネ生産棟である。投資額は約30億円。
主な生産品目は、通信衛星、観測衛星、測位衛星など人工衛星と搭載機器。
政府が今年度から5年間の新たな宇宙基本計画を決定、また、海外でも商用通信衛星などの打ち上げ計画が増えている。こうした人工衛星市場の拡大が見込まれるため、同社では人工衛星生産能力を倍増させた。