安川電機の2013年3月期連結決算は、売上高が3103億8300万円(前年度比1・1%増)、営業利益130億700万円(同11・8%減)、経常利益140億5300万円(同10・1%減)、純利益68億円(同19・3%減)となった。
セグメント別売上高は、モーションコントロールが1443億3300万円(同3・4%減)、ロボットが1102億2300万円(同9・1%増)、システムエンジニアリングが372億6300万円(同4・9%増)、情報が127億8600万円(同0・3%減)。
モーションコントロールはインバータが欧、中国向けが弱含み、米向けは堅調に推移した。太陽光発電用パワーコンディショナーは、国内需要で受注・売上高が急増した。ACサーボモータ・コントローラは、中国での開発・生産・販売体制の強化、欧州でのM&A及び国内事業再編等を行ったが、海外市場の減速、円高及びマグネット高騰等の影響を受け、厳しい状況で推移した。営業利益は32億4800万円(前年同期比44・2%減)。
ロボットは、半導体・液晶市場の低迷の影響を受けたが、溶接・ハンドリング・塗装ロボット等が、国内外とも自動車業界向けを中心に堅調に推移した。また、利益の拡大を目指し、採算性重視の活動を実施した結果、営業利益は83億6500万円(同19・2%増)となった。
なお、14年3月期の業績は、売上高が3500億円(前年度比12・8%増)、営業利益が240億円(同83・6%増)、経常利益が240億円(同70・8%増)、純利益が130億円(同91・2%増)を見込んでいる。