三菱電機は、送変電設備事業の強化に向け米国子会社、三菱電機パワープロダクト(MEPPI)の電力用変圧器工場=写真=を、テネシー州メンフィス市に2011年4月から建設を進めていたがこのほど竣工、稼働開始した。
新工場は敷地面積67万平方メートル。発電所や変電所向けの大型変圧器を生産する。投資額は約2億ドル(約200億円)。
世界の送変電設備容量は年400GVAのペースで拡大しており、特に北米は全設備容量の30%以上を占める世界最大規模の市場となっている。今後も新設需要に加え系統安定化対策や更新案件を中心に、送変電設備の需要が高水準に継続すると見込まれているため新工場を新設し、北米を中心としたグローバルの需要増加に対応していく。
MEPPIは85年設立で、人員は約900人。