日本電産コパル電子は、パネル防水ロッカースイッチ「CL―LBシリーズ」を6月から販売開始する。サンプル価格は2000円。月産1万個でスタートし、3年後には同30万個を見込んでいる。
新製品は、車両、建機関連製品メーカーのメトロ電装(川崎市中原区、田中常二社長)と連携して開発した。
建設機械、船舶など屋外や水のかかる用途に対応して、パネル防水を実現している。保護レベルは現在調整中。また、人間工学的に理想的な操作性を追求したアクチュエータで、多機能、多用途ファンクションスイッチとなっている。
機種は、ON―OFFの単極単投から販売し、ON―OFF―ONの単極双投やオルタネート/モーメンタリーといったスイッチ特性、LEDによる照光タイプなどを順次発売していく計画。
同社は成長市場のひとつである建設機械関連へのアプローチを強めており、今後も建設機械を含めた車載関連製品への領域拡大を進めていく計画。
主な仕様は次のとおり。
▽接点定格=15A24VDC、20A12VDC▽初期接触抵抗=10mΩ以下▽使用温度範囲=マイナス40~プラス85℃▽耐久性=無負荷15万サイクル、負荷5万サイクル(抵抗負荷)。