富士電機の2013年3月期連結決算は、売上高7457億8100万円で前年度比6・0%増、営業利益219億9200万円(同14・2%増)、経常利益257億1400万円(同38・6%増)、当期純利益263億6800万円(同123・4%増)となった。
部門別売上高は、発電・社会インフラが1989億円で同27%増、産業インフラが1156億円で同5%増、パワエレ機器が1416億円で同6%減、電子デバイスが1136億円で同1%増。
パワエレ機器は、ドライブ分野が中国を中心とした海外での需要が低迷した。パワーサプライ分野は、製造業向け電源設備およびIT機器向け電源の需要が減少し、器具分野も国内市場における機械装置メーカー向けの需要が減少した。営業利益は26億円。
発電・社会インフラは、発電プラントが火力の大口案件が売り上げに寄与したことで売上高は前期を上回り、社会インフラ分野も再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の施行を背景とした太陽光発電システムの需要増などが貢献した。
14年3月期は、売上高7500億円で前年度比4・1%減、営業利益270億円(同22・8%増)、経常利益260億円(同1・1%増)、当期純利益140億円(同46・9%減)を予想。