キムラ電機(東京都品川区西五反田7―9―5、TEL03―3492―8511、藤岡康太郎社長)は、60期に当たる今期(2014年2月期)の売り上げを前期比6%増で計画している。メガソーラー発電や通信関係での設備投資拡大に対応して、端子台や表示灯などの拡販を進める。
メガソーラー発電は、発電電力の買い取り価格が前年度より下がったものの、依然立地への投資意欲が高く、今年度も継続した建設が見込まれている。
通信関係も、携帯電話の通信環境向上に向けた基地局の増設に代表される大型投資が続いていることから、同社の中核製品である端子台や表示灯需要拡大につながるものと見ている。
今期は、前期に発売したスタッド端子台や入出力フリー省配線ターミナル、デジタル表示器などの新製品群を売り上げ増につなげるとともに、新たにソーラー発電用途に対応した熱に強い端子台や高圧ヒューズホルダーの投入、入出力フリー省配線ターミナルのモデルチェンジなども計画している。
藤岡社長は「市場を取り巻く環境は決して楽観を許さないが、市場ニーズに対応した製品を提案しながら、目標達成に向けて積極果敢に取り組んでいきたい」と語っている。