日本配線システム工業会(吉岡民夫会長)は10日、第一ホテル両国で定時総会を開催=写真。第3次中期計画の2年目の今年度事業計画として、変更した工業会名称「配線システム」にふさわしい新たな事業分野の拡大を志向するなど決定した。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、会長に山田修司氏、副会長に岡山秀次氏、水地保弘氏、水野一隆氏が選出された。なお、吉岡会長は顧問に就任した。
今年度事業計画は、第3次中期計画4大テーマ(安全品質の追求活動の推進、安全・点検リニューアル活動の推進、環境対応推進活動の推進、標準化推進活動の推進)の具体的な実施、需要拡大につながる事業検討、来年5月予定の60周年事業の準備などが盛り込まれた。とくに、分散型の各種電源に対し安全な配線システム構築を提案、また、EV充電コンセント・充電コンセント盤・スタンドの普及に注力する。
なお、今年度出荷予測も発表し、前年度比3・7%増の988億3600万円とした。