安川電機は、インバーターのグローバルナンバーワンメーカーとして国内外で取り組みを強めている。特に中国では、インバーターのアプリケーションソフトウェアの開発を強化し、販売体制もローカル代理店の最適配置を行うなど、現地のニーズに応えた取り組みを進めている。
同社は、エネルギーの「省エネ・蓄エネ・創エネ・活エネ」のコンセプトのもと、インバーターでは汎用からシステム専用まで幅広くラインアップし、特に小型ベクトル制御のV1000、同期と誘導モータの両方に対応できるA1000、小型シンプルのJ1000の3シリーズに注力している。また、電源回生に向けたシリーズとして高効率電源回生コンバータD1000、電源回生ユニットR1000、マトリックスコンバータVarispeed
ACなどもそろえている。
このうち、D1000はエネルギーを電源に戻す機能により、従来、熱などとして消費していたエネルギーを電源に戻して再利用でき、さらなる節電につなげる。力率制御を約1・0に改善したことで、電力を無駄なく使えるため、電源設備容量を小さくでき、しかも電源高調波レスで、高調波抑制対策ガイドラインをクリアしている。
さらに、複数のインバーターやサーボをDCリンクできるため、安定した電力受給が可能になるほか、配線方法も省配線・コンパクト。
海外規格は、CE、Ru、CSA、RoHSなどに準拠している。
(http://www.yaskawa.co.jp)