昭電は、総合安全対策企業として「PV(太陽光発電)システムの雷害対策ソリューション」をメーンテーマにして、雷の被害から高価なPCS(パワーコンディショナー)や各種計測装置を守る対策製品を詳しく紹介する。展示は、新製品のPV用SPD「ADNシリーズ」をはじめ、電源設備や通信機器を雷から守る各種電源用・通信用SPDなどを披露。
ADNは、PVシステムの直流系統に侵入する誘導雷、直撃雷からPCS、太陽電池パネル、接続箱、集電箱などに実装している構成部品を保護する。
日本のPV仕様であるDC600V系統、DC1000V系統に対応し、公称放電電流In20kA(最大放電電流Imax40kA)とインパルス耐量が大きく、長寿命となっている。
また、直流高電圧・短絡電流に対する分離機構(SIT)を内蔵しており、万が一、落雷などにより劣化や短絡故障した場合でも、SPD素子を直流電源系統より安全に切り離すことができる。
さらに、多回数の雷サージ侵入によるSPD内蔵素子の劣化時には、SPDの交換寿命を知らせる故障表示機能や警報出力機能で、異常を表示できる。
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