エコ製品の開発進む
ケーブルアクセサリーや配線ダクトは、配線を保持する役割を果たしている。特にケーブルアクセサリーは、デジタル家電や自動車向けを中心に堅調に推移している。この分野でも環境対策が進んでおり、環境負荷の大きい有害物質の排除に向けたエコ製品の開発や再利用できるタイプの開発が進んでいる。
性能面では、ケーブルと取り付けベースを一体化した製品が注目されているほか、素材にエンジニアプラスチックやステンレススチールを採用し、機械特性や耐候性を高めたタイプが、建築現場や鉄道分野、船舶・航空機分野など、屋外使用の分野で市場を拡大している。
ケーブルアクセサリーのメーカー、商社が中心となって組織した日本配線資材工業会(JWAA)も活発な活動を行い、業界の認知度向上に取り組んでいる。