スナオ電気(浜松市東区下石田町1495、GEL053―421―2281、和泉三雄社長)は、CKD製電磁弁と自動灌水制御装置のセット販売に乗り出した。
タイマー・タイムスイッチ専門メーカーの同社は、工業用分野から施設園芸・緑化用分野まで用途を拡大してきている。近年は、農業や施設園芸では従事者の高齢化が進んでいることから、自動化・省力化ニーズが高まるものと見て、自動灌水タイマーの種類を充実させ、全国展開を図っている。
自動灌水タイマー「オートレインタイムスイッチ」は、屋外でも使用できるようボックスに収納し、雷対策も講じている。キー操作で扱い易く、4回路・6回路・8回路を揃え、接続電磁弁によりDC24V、AC24V出力が選べる。そのため、顧客から電磁弁も一緒に購入したいとの要求が出ており、CKD製電磁弁とのセット販売を始めた。
CKD製電磁弁はGSV形とRSV形電磁弁で施設園芸や緑化散水用に広く採用されている。
「昨年、農業・施設園芸の展示会に出展し、オートレインタイムスイッチの販売につながったが、その後電磁弁も買いたいとの要求が出てきた。全国の商社にとって新規顧客開拓の新商材になると思う」(和泉社長)とセット販売に意欲的である。