日本電気制御機器工業会(NECA、山田義仁会長)は、「第2回定時社員総会」を東京・浜松町東京會舘で5月31日開催、委任状を含め正会員35社が出席した。
総会は、山田会長を議長にして進められ、2012年度(平成24年度)事業報告及び収支計算、13年度(平成25年度)基本方針・施策・事業計画及び収支予算を審議し、承認した。
13年度は、工業会対象品目をさらに増やすとともに、産業分野別の統計データの分析を一層充実させる。
また、制御セキュリティ対策に、関係団体と連携して体制整備と啓発に取り組む。
さらに、制御盤の安全に向けてIEC60204―1「機械の電気装置」とJISの整合を図った安全ガイドラインをもとに、新しい安全ガイドブックの作成も計画している。
また、役員の改選も行われ新会長にパナソニック参与の長崎春樹氏を選出した。長崎新会長は就任にあたって「アベノミクスの3本の矢に対してNECAとして3つのS(標準化、安全、環境)を軸足として、我が国製造業の全体の発展へつなげていきたい」と抱負を述べた。
なお総会後の委員功労者・委員会功績表彰も行われ、委員功労として、勤続20年でパナソニック志茂吉彦氏、15年でアズビル須藤清隆氏、10年で永光電機松田享氏、富士電機機器制御葉山陽一氏、日本開閉器工業新津正巳氏、パナソニック林治氏、富士通コンポーネント石渡尚氏、オムロンリレーアンドデバイス元田重喜氏が、委員会功績で、リレー技術専門委員会/タイマ・カウンタ技術専門委員会、プログラマブル表示器技術専門委員会がそれぞれ表彰された。