日本電機工業会(JEMA、大坪文雄会長)は、「第92回定時総会」をANAインターコンチネンタルホテル東京で5月31日開催し、2012年度(平成24年度)事業報告及び決算報告、13年度(平成25年度)事業計画及び収支予算を審議し、承認した。
13年度の主な事業計画では、重電事業でインフラシステム輸出推進に向けた関係省庁との連携、三相誘導モータや変圧器のトップランナー基準化、制御システムセキュリティ啓発、パワーコンディショナーの機能安全規格提案、FL―netの国際標準化を進める。
また、大坪会長の任期満了に伴い、新会長に副会長の明電舎の稲村純三社長を、後任の副会長には中西宏明日立製作所社長をそれぞれ選任した。
稲村新会長は会長交代の記者会見で「国の動きと一体となった新たなエネルギー・環境システムを構築し、電機産業の再生を確実にし、持続的発展・成長を確固たるものしていくように取り組みたい」と述べた。
なお総会後、恒例の13年度(平成25年度)電機工業永年功績者表彰式が行われ、11人が表彰された。表彰者は次の通り。
位高光司(日新電機顧問)、白倉三徳(富士電機特別顧問)、坂本俊弘(パナソニック顧問)、木村馥(西部電機社長)、八丁地隆(日立製作所取締役)、稲村純三(明電舎社長)、澤明(三菱重工業特別顧問)、中島純三(日立製作所副社長)、佐々木則夫(東芝社長)、山田信三(大洋電機社長)、山本修一(大阪ヒューズ社長)。