FA用センサ、検査機メーカーのオプテックス・エフエー(小國勇社長)は、5月17日午後3時から大阪市東淀川区の新大阪丸ビル別館で、「食品産業向けセミナー」を開催、102人が来場した。
食品産業では、食品の安全・安心を守るためや、商品価値を保つために、各種の検査が行われている。特に食品製造ラインでは、食品の外観を3次元で検査する3D外観検査や、消費期限・賞味期限などが印字されているラベルの印字検査などが行われている。
同社は、食品の3D外観検査用に、世界初の3Dスマートカメラを搭載した、超高速・簡単操作のローコスト画像検査装置「3D―EYE5000シリーズ」や、印字検査用に、年間1000台以上の販売実績を誇る文字認識センサ「CVS4―Rシリーズ」などを提供し、食品業界で高い評価を得ている。
同セミナーでは、同社の文字認識画像センサを使った実機操作セミナーや、同社の画像検査装置の紹介、さらに基調講演として、食品工場における品質管理の第一人者、河岸宏和氏を講師に迎え、食に関する安全管理のポイントなどについて講演が行われた。
講師の河岸宏和氏は、大手食品メーカーや流通チェーンなどで品質管理業務を長年担当。現在、数々の食品の品質管理に関するセミナーを開催したり、関連の著書を多数執筆するなど食品の安全を守る分野で活躍している。
基調講演では、現場から見た食品の品質管理、食品工場の衛生と危機管理、3D外観検査やラベルの印字検査の重要性などについて、具体的な事例を交えながら解説が行われた。