IDECは、φ22CWシリーズ/フラッシュシルエットスイッチに、「2段コンタクトブロックタイプ」1300機種を発売した。標準価格1650~3700円。年間販売目標は10万個。
CWシリーズは、操作性・安全性とともに、洗練されたパネルデザイン、小形・軽量化を実現したコンパクトなスイッチ。発売以来、機械・装置のデザイン一新や小形化に貢献してきた。新発売の2段コンタクトブロックタイプは、複雑な制御回路設計が可能で、多種多様な機械・装置に対応できる。
新規に開発した2接点入りの2段コンタクトブロックタイプは、押しボタンスイッチ・照光押しボタンスイッチ・セレクタスイッチ・鍵付きセレクタスイッチの「4接点」回路構成を実現し、複雑な制御回路設計に対応できる。パネル奥行き59・9ミリの省スペース設計で、同社の従来機種(照光押ボタンスイッチHWシリーズAC100Vタイプ)と比較し、4接点タイプは奥行きで40%、重量で50%、2接点タイプで奥行き50%、重量59%の削減を図った。
ベゼル高さは、2・5ミリの薄形デザインで、凹凸のないパネル面は誤操作を軽減し、ゴミ・ホコリの付着を抑制する。ベゼル色は、黒色とメタルカラーの2種類を用意。
コンタクトユニットの取り外しは、同社独自のロックレバーによる「押して・回す」の2アクションリリースにより安全性が高い。端子部は、端子カバー一体形のフィンガープロテクション構造で、IP20の感電防止構造を実現。端子形状はM3・5。
パネル全面は保護構造IP65で、防塵カバーを取り付けることでIP66/67、UL
Type
4Xに対応する。
主な用途は、工作・食品・印刷機械、半導体製造装置などの機械、操作盤など。