表示灯は、FA分野、さらにFA分野以外でも市場が拡大している。光源に超高輝度LEDを採用することで視認性が大幅にアップし、屋内のみならず、屋外や遠距離からの視認性も格段に進歩している。さらに、耐振性能「9G」という厳しい振動試験をクリアしたタイプは、振動の激しいフォークリフトや産業車両・産業機械などに採用されている。
民生・公共分野では、鉄道車両への採用が拡大している。特にLEDを採用した表示灯は、視認性が高く、省エネ、長寿命という優れた特徴から、新幹線を筆頭に新型車両の運転台周りや車側灯、尾灯、標識灯などあらゆる箇所に採用されている。積層表示灯の分野では、無線LAN機能を搭載することで、パソコンから各表示灯を点灯・点滅させたり、各装置の運転状況をパソコンで取得・集計できるほか、アナログデータや接点データの双方向通信が可能になっている。