オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、7月1日付で同社の連結子会社である日本エフ・エーシステム(東京都品川区西五反田4―32―1、TEL03―5740―7521、青井昭博社長)を吸収合併する。
吸収合併により、画像事業において両社のシナジー効果を最大限に発揮できる体制を構築し、画像処理装置分野、画像センサ分野でさらなる事業拡大と競争力強化を図る。同時に同社では、国内の営業網の拡充を推進しており、早期に国内売り上げ比率50%達成を目指す。
日本エフ・エーシステムは1991年設立で、生産ラインでの形状検査や外観検査などに使用される、3D画像検査装置やフィルム検査装置などの画像処理システム装置を中心に、企画から開発販売まで手がけ、12年度の売上高は1億2800万円。
一方、オプテックス・エフエーは、国内市場において光電センサ、変位センサ、画像センサの各センサ事業とLED照明事業、さらに日本エフ・エーシステムが展開する画像検査事業を中心に、業容の拡大を図ってきた。
こうした同社の製品群の多くは、特に食品・医薬品・化粧品などの3品業界で高い実績を挙げており、最近では、物流・包装・電池分野への進出を図り売り上げを伸ばしている。
今回、オプテックス・エフエーは、こうした画像検査事業と、オプテックス・エフエーが展開する画像センサや、LED照明事業などの画像事業とのシナジー効果を最大限に発揮できる体制を構築するため、日本エフ・エーシステムを吸収合併することとなった。今後、画像処理装置や画像センサ分野において、さらなる事業拡大と競争力の強化を図る方針である。