日本電産コパル電子は、太陽光発電システムの接続箱やパワーコンディショナーなどに使用する直流高電圧開閉器「CL―L10」=写真=を今月から販売開始した。サンプル価格は1000円で、月産1万個でスタートし、3年後に同10万個を計画している。
新製品は、ブレーカなどのメーカーである日幸電機製作所(川崎市)と連携し、コパル電子の保有するスイッチの接点技術を応用した新しい接点構造(特許出願中)を採用することにより、省部品化などを実現した。
また、製品ラインアップも、従来のレバータイプのほか、低背構造のロッカータイプを追加した。ロッカータイプは誤操作を防止する構造を採用しており、安心して使用できる。
同社は、成長市場である電力インフラ分野向けの製品拡充に取り組んでおり、昨年8月に電流センサ、同10月にラッチングパワーリレー、今年5月に単電源直流漏れ電流センサなどを発売している。今回の新製品は第4弾になる。
主な仕様は次の通り。
▽外形サイズ=奥行き36×幅32×高さ70ミリ▽極数=2極▽定格使用電圧・電流=DC300V(2極直列)10A。