因幡電機産業は、商社機能、メーカー機能、開発機能の3つの機能を併せ持ち、システム提案から開発・設計、カスタマイズ、サポートまでをトータルソリューションとして提供している。FA分野では、デバイス・制御・情報レベルまでのシステム構築を可能としている。現場密着の強みを生かしたFEMSや、節電対策などのBEMS構築などへつなげ、電気・水道・ガスにも対応できるエネルギーおよび資源の状況把握と、太陽電池やリチウムイオン蓄電池の発電・充電状態をトータルに監視制御するシステム提案を行っている。
また、ものづくりトータル支援として「開発からシステム受託まで」を提唱。多品種少量生産から試作ロットまでフレキシブルに対応し、基板製作・ユニット組み立てまで一貫生産を行い、顧客のニーズに応えている。
最近では、オリジナル商品として高い安全性と急速充電を実現したリチウムイオン蓄電池や、HEMSの「エムグラファー」を環境ビジネスとして注力している。
さらに、コンセント一体型超小型WiFiシステムや、スマートフォンから好きな曲を流すことができる天井埋込型Bluetooth
Playerも販売するなど、スマート&スムースなライフスタイルを提唱しており、付加価値の高い製品開発を加速している。
一方、同社は5月に回転・表示灯機器の大手メーカー、パトライトを子会社化した。高いブランド力とインドネシアに製造拠点、6カ所の海外営業拠点を有しており、同社ではグローバル展開も含め、パトライトとの相乗効果を最大限に発揮させていく方針である。
(http://www.e‐inaba.ne.jp)