立花エレテックは、豊富な技術スタッフを擁する技術商社として、FAシステム事業、半導体デバイス事業、施設・情報通信事業、ソリューション事業、さらに新規事業であるMS(マニュファクチャリング)事業を中心に、高度化・多様化するニーズに応えている。
現在、中長期ビジョン「GT21」に基づいた中長期経営計画を進めており、中国を含むアジア市場のビジネス拡充、成長市場への参入と顧客ニーズに即したビジネス展開、立花グループの総合力発揮と連結シナジーの強化などを推進している。
アジア市場のビジネス拡充では、今年4月にマレーシアに半導体デバイス事業の営業所を開設、今後も中国・ASEAN地域での販売網の強化と、現地での需要開拓を推進する。グループの総合力発揮・シナジー効果では、昨年大手商社である高木商会と資本業務提携するとともに、半導体製品の販売と電子部品などのコンポーネントを製作する立花デバイスコンポーネントを子会社として設立した。2010年に子会社化した大電社は、11年度から黒字転換し業績は順調に回復、各社の間でシナジー効果が現れている。
さらに、技術商社としてものづくりサービスの提供を深化させるため、今年4月にMS事業部を立ち上げた。電子機器の受託生産(EMS)と、金属加工の受託生産(MMS)を統合した事業で、新規事業の柱に育成する方針である。これに加え「省エネ・環境・安全・効率性」の複合ニーズに対応するソリューションビジネスの強化や、環境エネルギービジネスの推進も図っていく。
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