東京都電機卸商業協同組合(TEP、堀内覚理事長)は、「メーカー講演会」を全国家電会館で2日開催、約70人が参加した=写真。
今回は、日本開閉器工業の大橋智成社長が「NKKの考えるIT戦略」と題して行った。
日本開閉器工業は今年で創業60周年を迎えた産業用スイッチの総合メーカー。国内外に多数のスイッチメーカーがある中で、同社は産業用に特化しながら品質と技術力で高い評価を得ている。大橋社長は「スイッチの販売競争が激しい中では、国内外メーカーとの価格競争に巻き込まれ利益を圧迫される」として、「IT技術を駆使しながら、スピードのある納期対応によって、価格競争を避けた競争優位を確保し、利益の向上につなげる」と強調。社内に導入しているERPとBPRシステムによるフレキシブルな生産計画の効果を紹介した。
さらに、ツイッターやラインなどの最近のソーシャルネットワークの現状などにも触れ、「Webを上手に活用することで企業の業績向上に貢献してくる」ことなども説明した。