三菱電機の産業メカトロニクス事業部(稲葉元和事業部長)は、6月28、29の両日、兵庫県尼崎市の西日本メカトロソリューションセンターで、恒例の「三菱電機メカトロニクスフェア2013
in
西日本」を開催、当初の目標を大きく上回る950人が来場した=写真。
同フェアは、同社の最新のレーザ加工・放電加工技術と製品を紹介する展示会。今回は、グローバル展開を行っているワイヤ放電加工機「MVシリーズ」や、今春発売した油加工液仕様ワイヤ放電加工機「MX600」、最新型レーザ加工機などの展示・実演加工が行われた。
さらに、数値制御装置(CNC)、CAD/CAMメカトロ製品周辺機器、サービス商品、リース商品など、三菱電機系企業4社、同社の協業メーカー14社の計18社も出展するなど、三菱電機グループが総合力を結集したフェアとなり、製造現場の革新や課題に対する効果的なソリューション提供が行われた。
出展製品の中心となったMVシリーズは、部品加工から超高精度金型加工まで、幅広い加工ニーズに対応するメイン機種で幅広い需要がある。同社では名古屋製作所と、中国・大連で製造を行い、グローバルでの供給対応を整えている。
同社メカトロ事業推進部メカトロ戦略グループ三竹宏マネージャーは「当社の加工機事業の強みは、放電加工機においては数値を制御するコントローラから機械本体、電源装置、レーザ加工機においては、レーザのコントローラからレーザ発振機まで、すべて自社で開発・製造・供給できる点にある。今回のフェアでは、来場者は当初目標700人だったのが950人の来場者を記録、成約と内示受注額も目標の4億円を上回る4・2億円を達成するなど、大変好評であった」と語っている。