産業用オープンネットワークが一堂に会して展示とセミナーを行う「産業オープンネット展2013」が、大阪(9日)と東京(11日)で開催され、両会場合わせて約700人が来場した。
今年で2回目となる同展は、工場内通信の普及に取り組んでいる10のネットワーク団体が共同で運営と誘客活動を行うことで、各オープンネットワークの比較、およびオープンネットワーク間の接続デモ、セミナーなど、最新の技術を見る、聞く、触る、比較することが一堂に行えることから好評で、今回の継続開催になった。
今年は、大阪と東京の2会場で協賛10団体、協賛会社39社と昨年を上回る規模となった。参加会社が昨年より増えたため、より多くの機器・アプリケーションを見ることができた。
また、セミナーのプログラムも昨年より1つ増えて、26セッションが、4コースに分かれて同時開催され、セミナーの時間も昨年より20分増えて40分と長くなったことで、よりじっくりと説明を聞くことができ、好評だった。
オートメーションの高度化のために、オープンネットワークの導入は必須となってきているものの、このように同じ場所でオープンネットワーク団体が一堂に集まり、比較検討できる機会は少ない。各団体が独自にセミナーや展示会を企画していることが多く、採用を検討しているユーザーなどにとっては貴重な機会となったようだ。
今年は11月6日からシステムコントロールフェア(SCF)が東京ビッグサイトで開催されるが、同展でも「オープンネットワークゾーン」として、各団体が一堂に出展することになっている。