日本電子機器輸入協会(JEPIA、中上崇会長)は9日、「第1回オープンイノベーション商談会」を東京・京王プラザホテルで開催した。イノベーションパートナー多数が集まり、新市場創造最新商品・技術のプレゼンテーションを熱心に聴き入った。
この商談会は、オープンイノベーション時代にふさわしい専門商社と地域販社、エンジニアリング会社、メーカー、ユーザー、投資会社などの新ビジネスネットワークをつくることを目的に開かれ、様々な業界から50人が参加した。
中上会長は「JEPIAは1976年に電子機器輸入専門商社が集まって設立した。国の輸入促進政策もあり、国内産業に貢献し成長してきたが、これからはサプライヤーからオープンイノベーション型企業へ変革する必要がある。JEPIAはその役割を果たす新たな使命で今回、第1回オープンイノベーション商談会を開催した。国内中小企業と協力して新しい事業をつくるため、国内事業家と海外事業家をつないでいきたい」とあいさつ。
プレゼンテーションでは、仁木工芸、昌新、コーンズテクノロジー、昭栄、東京実業が低温技術の応用、相互通信システム、LED照明用高効率標準電源、ガス発電ユニット、銅鉄合金を発表した。
JEPIAでは、サプライヤーとマーケットの関係をデザインすることで新たな価値をつくる新規事業のビジネスデザイナーとしての役割を担うため、オープンイノベーション商談会を今後も開催する。