横河電機は、ものづくりを支える制御装置として、レンジフリーコントローラ「FA―M3V」、組み込みコントローラ「e―RT3」などを、用途に応じてラインアップしている。
このうち、「e―RT3」は、組み込みデータベース機能を搭載できるため、組み込みコントローラとしてだけでなく、従来パソコンが担っていた製造工程管理用コントローラとしても使え、安定動作と高信頼性を確保した製造工程管理が可能になる。また、「マンマシンインターフェース対応CPUモジュール」も完備し、グラフィックユーザーインタフェース(GUI)作成用アプリケーションソフトウェアに組み込みコントローラとしては業界で初めて対応。これによって、モニターと接続しやすくなり、パソコンからの置き換えがスムーズに行える。
さらに、3月からは多チャネルRS通信モジュールも追加した。
新モジュールは、シリアル通信のRS通信に業界で初めて最多8チャネルに対応しており、今回はRS―232C用を発売。1モジュール当たり8チャネルに対応できるため製造装置の小型化が図れ、しかも同社従来品のRS通信モジュール(2チャネルで4モジュール)に比べ、価格が3分の1になることで、大幅なコスト削減が可能になる。
(http://www.yokogawa.co.jp/itc)(紙上参加)