安川電機は、簡単プログラミングを実現した「モーションアダプタMA100」を発売した。価格はオープンで、2013年度年間1000台、15年度同7000台の販売を計画。
新製品は、「とにかく簡単!」をコンセプトにしており、プログラミングの作成は、無償エンジニアリングツール「MA―Manager」により、タイムチャート方式でわかりやすく位置決めの指令が可能。
また、モーションネットワークMECHATROLINK―IIに対応しており、通信指令形の∑―V(大容量は除く)や∑―Vminiなどのサーボモータを最大4軸(回転型、リニア)、I/Oは最大4局まで接続可能で、特にI/OはMECHATROLINK―IIのシンプルI/Oに対応している。
さらに、Ethernet(100Mbps)を搭載しており、自動受信機能による上位PLCやタッチパネルとの簡単接続にも対応できる。
主な用途は、搬送機器、設備や装置の補機、評価機など、比較的小規模のシステムの構築、単純な位置決めのみしか使わない用途、装置の機械調整やデバッグ用途など。
同社は高機能、高速制御で市場から好評を得ているMPシリーズモーションコントローラを販売しているが、今回の新製品は単純な位置決めを直感的なプログラミングで実現することで、今までサーボが使われなかった用途や市場での自動化を狙っている。
同時に、必要最小限のハード構成・機能により、経済的な価格と低コストでのシステム構築を可能にしている。