日本テキサス・インスツルメンツ(TI)のARM汎用プロセッサが搭載されているTI
Sitara(シタラ)シリーズの「AM335〓」が、日立産機システムのEtherCAT対応スレーブI/O機器「EH―IOCA」で採用された。
AM335〓は、ARM
Cortex―A8を搭載した高いパフォーマンス(300/600/800/1000MHzを各種アプリケーション機器により選択可能)と低消費電力を両立しており、またオプションで3DグラフィックスアクセラレータSGX530やICSS(インダストリアル・サブ・システム)と呼ばれるコプロセッサを追加できる。
ICSSはEtherCATスレーブコントローラのような高い応答性を要求される通信処理に対応することができ、さらに内部のPRU(プログラム書き換え可能なリアルタイムユニット)はEtherCAT通信に対応するだけではなく、PROFIBUSやPROFINET
IRT、Ethernet/IPなどの様々なフィールドバスに変更することも可能。
今回、日立産機は開発の迅速化が可能で、高速通信と高いコストパフォーマンスを発揮できるとしてAM335〓を採用した。
EH―IOCAは、日立のPLC「EHVシリーズ」の実績・信頼性を継承しており、1台で最大1408点の制御が可能となっている。