米国の大手半導体商社、アヴネット社の日本法人、アヴネット日本リージョンは7月1日付で、アヴネットジャパンとインターニックスを統合して、新会社「アヴネット・インターニックス」(安原信之社長)を設立した。新会社は、アヴネットジャパンを存続会社とする吸収合併方式で、インターニックスの東京、大阪、名古屋の各事業所は、すでに同地域にあるアヴネット日本リージョンの事業所に移転統合済み。また八王子、京都、上田、福岡にあるインターニックスの事業所は、7月1日付で新たにアヴネット・インターニックスの事業所となる。八王子事業所は、今後はテクノロジーおよびロジスティクスの拠点と位置付けていく。
これに伴い、新会社とアヴネット日本リージョンの別会社であるユニダックスは、海外の日本のエレクトロニクス企業に対して、一貫した優れたサービスを今後も提供するために、海外子会社や支店などを全て統合再編した。シンガポールに設立したアヴネット日本リージョン・グループの中国、および東南アジア5カ国に展開する9つの海外拠点のバックオフィス業務を集約的にサポートする。
海外子会社であるアヴネットユニダックスシンガポール、アヴネットユニダックス香港、アヴネットユニダックスマレーシア、アヴネットユニダックスタイは、今後も日本のエレクトロニクス企業および関連ビジネスのパートナー会社を支援していく。
安原信之社長は「これから日本のアヴネット・グループにとって新しい時代が始まる。FPGA、アナログIC、MCU/MPU、ASSP、デジタルIC、メモリ、無線および消費電力管理モジュール、ディスプレイ、センサー、IP&Eなどの分野で、最高レベルの電子部品を販売していきたい」と語っている。