横河電機は、FA機器として、制御の中核を担うレンジフリーコントローラ「FA―M3V」、及びエンベデッドマシンコントローラe―RT3
2・0の拡販に注力している。このうちFA―M3Vは、1992年に「速い、小さい、賢い」のコンセプトのPLCとして販売を開始してから20周年を迎えた。
FA―M3Vは、CPUモジュールに新開発のラダープログラム演算エンジン「Vitesse
engine」を搭載し、基本命令の実行速度が3・75〓秒(同社従来製品比5倍)と高速で、100キロステップのプログラムを1ミリ秒で実行できる業界最高の演算処理速度を実現。しかも、プログラムや信号入出力のリフレッシュも、100マイクロ秒周期(同比2倍)で行い、位置決め指令などの時間短縮が図れる。また、業界トップクラスの高速・高精度を実現した位置決めモジュール3機種も追加した。CPUからの指示をモータなどの駆動部分に出力するまでの起動時間が、同社従来品比3分の1の、1軸で40μs、4軸で90μs、8軸で150μsと業界トップクラスを実現。
制御周期は同社従来品比8倍となる業界最速の0・125msを実現した。
(http://www.FA‐M3.com/jp)