電気接触機器大手のWashiON共立継器は、HKT形高耐圧端子台(DC/AC1000V、30A~1000A)、HCT形断路端子台・HMB形遮断端子台(DC/AC1000V、30A)、CS1―10A形ソーラーリレー(DC750V10A)などのソーラーシステム向け新製品が好評である。
スタートした再生可能エネルギー固定買取制度が20年間の固定価格のため、産業用太陽光発電システムの導入が急増しており、接続箱などに使用される配電制御機器も旺盛な需要が続いている。
こうした中で、同社は電気接触関連機器の大手として保護継電器や高圧真空遮断器、電源切換開閉器、端子台を製造販売しているが、さらにメガソーラー設備向けシリーズを充実した。
新製品のHKT形高圧耐圧端子台は、太陽光発電設備に最適な定格絶縁電圧1000Vの工業用端子台。定格通電電流は30A、60A、90A、175A、225A、310A、440A、600A、800A、1000A、しかも組立式とレール式を揃えている。幅広いラインアップで接続箱や集電箱の各仕様に対応できる。
主な特徴は(1)十分な絶縁距離を確保しており、雷インパルス耐電圧12kVに対応(2)高性能エンジニアリング樹脂材料を採用、難燃性UL94V―0クラス、CTI値600V以上(3)端子部までカバーで保護し、絶縁距離を確保しているので、保護キャップが不要である―など。
CS1―10A形ソーラーリレーは、太陽光発電中に動作電流以上の順方向電流が流れる場合、リレーが動作し逆流防止ダイオードをバイパスすることにより、ダイオード通電時の発熱エネルギーロスを低減できる。発電量が低下し釈放電流を下回った場合に、リレーが復帰し、釈放電流以下はダイオードで通電される。定格絶縁電圧は600VDC、定格通電電流は10A、最小動作電流3・5A以下、釈放電流1・0A以上。耐久性25万回以上。
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