ケージーエス(埼玉県比企郡小川町小川1004、GEL0493―72―7311、榑松武男社長)は、今期(61期、6月決算)目標を前期比7%増とし、視覚障害者用機器での新製品、地震感知ストッパーの販売強化を図っている。
創業60周年だった前期(60期)は、視覚障害者用機器の販売数量に変動はなかったが、為替の影響を受け、4・8%の売り上げ減となった。今期の円安傾向は好感しているが、新製品の投入による売り上げ増を計画している。
視覚障害者用機器の点字ディスプレイ「ブレイルメモスマート」は、点字図書館にアクセスして図書を点字、音声で読め、聞けるという初めての製品。今年の11月から販売開始の予定。
また、地震感知ストッパー、固定式耐震ストッパーの引き合いも増えつつある。
ソレノイド市況は、厳しいとしながらも、ロック機構の製品に注力するとともに、ソレノイド周辺のアッセンブルまで行うことで売り上げ増を図っていく。