エム・システム技研(大阪市西成区南津守5―2―55、GEL06―6659―8203、宮道三郎社長)は、石油・化学プラント向けに開発された混合調節機能を搭載したシングルループコントローラ「SC200B」を発売した。標準基本価格は50万円。
同社のシングルループコントローラ「SC100/SC200シリーズ」は、各種のプロセス産業やパワープラント、公共施設などのリプレース工事や新設工事向けに数多くの採用実績がある。新製品は、石油・化学プラントのインラインブレンディングプロセス用途向けに開発したもので、2種類以上の流体を所定の比率で連続的に混合制御する工程で使用できる。
SC200シリーズから継承する標準機能の測定流量のPID制御機能に加え、SC200Bに搭載した積算偏差を算出する独自機能により、混合調節計の機能を実現。さらに、定量仕込み機能と流体制御機能を有しており、制御対象である液体の積算流量を、定量仕込み中は連続的に制御する。また、見やすい専用オペレーション画面は機能的にデザインされ、混合調節計の画面として最適である。混合調節計とプログラマブル調節計としての汎用機能を併せ持ち、様々なアプリケーションに対応する。
そのほか、コストパフォーマンスに優れており、限られた予算内での古い混合調節計のリプレースにも最適である。
同社では、シングルループコントローラ「SCシリーズ」として、基本モデル、バックアップユニット内蔵形、バッチ機能付きをラインアップしている。