IDECは、欧州防爆指令、ATEXに適合した、耐圧・安全増防爆構造の大形コントロールボックス「EC2Cシリーズ」、安全増防爆構造の接続箱「EJ5Cシリーズ」を発売した。価格は全機種オープン。3年後の年間販売目標は100台。両シリーズとも全機種ATEXしていることで欧州や中近東、東南アジアの石油・化学プラント、エネルギー・発電プラントなどに使用できる。
防爆性能は、大形コントロールボックスがEx
deIICT6
Gb/Ex
tb
IIIC
T80℃
Db
IP65。接続箱がEx
eIICT6
Gb/Ex
tb
IIIC
T80℃
Db
IP65で、全ての爆発性ガス、蒸気の雰囲気(ゾーン1、同2)と、粉じん雰囲気(ゾーン21、同22)で使用可能。RoHS対応。
ボックスには、優れた耐食性のステンレス鋼(SUS316L)材を使用。装着する引込器具や搭載する端子台はATEX取得品。
引込器具を専用プレートに取り付け、ボックスに装着するグランドプレート取付方式を採用。仕様変更の対応が簡単でメンテナンス性が向上。接地端子数の増設に対応するアースバーもボックス内部に設置可能。
EC2Cシリーズは、6段・2列/5列/10列3種類のサイズを用意。10列は最大60個までコントロールユニットの装着が可能である。
パイロットライトや押しボタンスイッチ、セレクタスイッチ、鍵操作形セレクタスイッチ、メータなど、豊富なコントロールユニットで構成でき、スイッチ用カバーや銘板も準備。端子部は、標準ねじ端子と、フィンガープロテクトねじ端子(IP20)の2種類。
EJ5Cシリーズは、2種類のボックスサイズがあり、最大120個の端子台の搭載が可能。