オムロンは、蓄電池やEV用急速充電器、太陽光発電システムなどの直流電流値が簡単にチェックできる、クランプ一体型電力ロガー「DCクランプロガー形式ZN―DCC11」=写真=を発売した。標準価格は3万9800円。
新製品は、今後需要の増加が予想される直流機器用に、DCクランプとロガーを一体化し、クランプとバッテリ、メモリ、表示器搭載のオールインワンタイプの電力ロガー。
携帯に便利な手のひらサイズで、電気工事現場などでの使用に最適。
計測は、電源線にクランプを取り付け、ボタンを押すだけで簡単に行え、決められた間隔(初期値1秒)で内蔵メモリにデータをロギングできる。
また、大容量メモリを内蔵し、1秒間隔で約19日、10秒間隔で約半年分のデータ記録が可能で、リチウム二次電池駆動のため電源のない場所でも使用できる。使用時間は、1秒間隔計測で約1週間の連続動作が可能。
さらに、計測値は、LCD表示で平均値/最大値/最小値が確認でき、計測データは本体にロギングし、USB接続でPCに取り込み、付属の無料ソフトウェアでグラフ表示ができるため分析に役立つ。
そのほか、PCに取り込んだデータはCSVファイルで保存でき、表計算ソフト「EXCEL」などで、すぐに分析・グラフ化することもできる。