神戸製鋼所は、産業用冷凍機の新製品「IZN440TUA」を8月から販売開始した。国内とアジアを中心とした海外向けで2015年度に200台以上の販売を計画している。新製品は、二段圧縮型インバータ式の冷凍機で、同社ではこのタイプの冷凍機としては世界最高の冷凍効率と、世界最大の冷凍能力(400kW級)を有するとしている。
二段圧縮型インバータ式は、冷媒を圧縮する際に、低温域では1段(1回)で圧縮するより2段(2回)で圧縮したほうが無駄が少なく効率(冷凍能力÷消費電力)が良く、しかもインバータ式の採用で常時100%の運転ではなく、使用負荷に合わせ回転速度を変えることで省エネ化を図っている。
今回の新製品の発売により、IZNシリーズは、35kW~400kWまでの幅広いラインナップとなった。