アズビルは、壁掛け型BA(ビルディングオートメーション)システムの新製品として、建物全体の省エネルギーや節電を実現する機能を強化した地球環境保全に貢献する「savic―netFX2compact(セービックネットエフエックスツーコンパクト)」=写真=を開発、20日から販売開始した。価格は最小システム構成で570万円(工事費別)から。初年度200システムを販売予定。
FX2compactは、同社の「EV
model10」の後継機で、最大管理点数2000点、延べ床面積2万平方メートル規模以下の中小規模建物向けの壁掛け型BAシステムで、液晶タッチパネルから空調・照明など各設備の監視・制御などを簡単に操作できる。
新製品は、従来製品の各種機能に加え、同社BAシステムの最高位モデル「savic―netFX2」の有する最先端の電力デマンド制御、熱源機台数制御、節電運転制御、などの豊富な省エネルギーアプリケーションを新規搭載しており、これらを組み合わせることで電気・照明装置や空調熱源から搬送系統、居室内環境まで建物全体の省エネ・節電が可能。