富士電機機器制御(東京都中央区日本橋大伝馬町5―7、TEL03―5847―8060、伊藤文夫社長)は、PV(太陽光発電)設備のストリング監視ユニット「F―MPC
PV」を発売した。標準価格は12万円。
ストリング監視ユニットは、PVパネルの組み合わせ単位(ストリング)を計測して、パネルの故障、施工ミスなどに起因する発電低下をタイムリーに発見するもの。
数万枚にもおよぶ大規模なPV設備のパネル管理を容易に行うために、この監視ユニットを接続箱ごとに内部に設置する。最大1000Vの直流回路を、ユニット1台で12ストリングまで計測可能。
さらに、今年10月に発売予定の統合的に監視可能なソフトウェアを使用することで、パワーコンディショナと複数のストリング監視ユニットで、見える化システムも構築できる。ストリング監視ユニットの外形サイズは、284W×128H×71Dミリ。
PV設備の安定した発電のためには、故障などによるパネルの発電量低下を早期に発見することが重要になる。同社ではこの監視ユニットを、大容量PV向けのパネル発電量計測装置として、システムエンジニアリング会社や接続箱メーカーに拡販していく方針。