【名古屋】パナソニック
デバイスSUNXのプログラマブルコントローラ「FP7シリーズ」=写真=が、「第43回機械工業デザイン賞」(主催=日刊工業新聞社)の日本電機工業会賞を受賞した。
機械工業デザイン賞は、機械分野の製品の中で優れた機能美を備えた製品を、外部の有識者を交えた審査委員会が選定して表彰するもの。「FP7シリーズ」は、「7つの省」の提案による「製造現場のベネフィットの追求」をコンセプトに開発された。
7つの省とは、(1)プログラミング時間(2)デバッグ時間(3)セキュリティ対策工数(4)稼働監視(5)メンテナンス(6)復旧工数(7)スペースとコスト―のことで、最近の製品ライフサイクルの短縮化や製造現場のグローバル化の中で生じてきた様々な問題点の解消を目指している。
デザイン賞審査委員会の総合評価は、「同製品は、コントローラとしての機能とプログラミングによる使いやすさを両立させ、両者を造形へと結実させている。製造環境の国際化を背景に、現地における様態を視野に入れベネフィットを追求した成果は、開発コンセプトである7つの「省」を満足する仕上がりを見せている。問題解決型のアプローチから新たなシーズを提案する段階に至れば、その展開は計り知れない可能性を秘めている」としている。