カメダデンキ(大阪府守口市南寺方東通5―19―18、TEL06―6997―6262、亀田光郎社長)は、ダクトレールに蛍光灯型LED直管を電気工事不要で取り付けられる新型レールソケット「Kamedaレールソケット」を開発、4日から1灯用と2灯用を発売した。順次シリーズを充実する。
配線資材メーカーである同社は、2010年に環境分野に進出、LED照明や太陽光パネル関連資材、大容量蓄電池などを販売。今年4月には環境事業部「Kameda環境デザイン工房」を発足させ、彩のある豊かな暮らしのデザインをコンセプトに、LED照明の販売とコーディネート業務に乗り出している。
今回発売のKamedaレールソケットは、電気工事なしでLED照明を自由にレイアウトしたいという要請に基づいて開発。新製品はレールソケット(給電側1個、受け側1個)と落下防止ホルダーで構成。新製品を使うことによって、スポットライトなどの設置に使用されるダクトレールに、蛍光灯型LED直管(10形・20形・40形)を簡単にセットできるほかスポットライトとの組み合わせも可能で照明レイアウトが自在に行える。
取り付けは、給電側のソケットをレールダクトに押し込み固定、ランプの中間で落下防止ホルダーを使い支え、最後に受け側のソケットをダクトに差し込むだけ。誰でも簡単に設置でき、レイアウト変更も容易である。
しかも、独自の回転式ソケット構造により、照明直管を回転させることで、間接照明の演出も可能となる。
山中敏裕日本ライティングコーディネート協会副会長は「直管型LEDランプ用の器具としては最もコストパフォーマンスが高い商品。店舗などの省エネ化が無理なく実現できる」と評価する。
なお、新製品は、東京・秋葉原のLED省エネスマートモール「スペースワンファイブ」で事例を見学できる。